
エンデューロっていうバイクの競技があるんだ。イギリスのウェールズに近いところで第一回の大会が開催されたのが1913年、今も年に一度、世界各国の持ち回りで開催が続けられている。スコットランドのエジンバラに近いフォートウィリアムというところでは、SSDTという6日間の競技もやっている。これもエンデューロと同じように1910年頃に始まり、今も毎年開催されている。そうだ、SSDTは、ちょうど今、開催中ではないだろうか。なんで、イギリスのそのあたりでこういう競技が開催されるようになったのだろうか。それは、当時、そのあたりが世界の先端を行く工業地帯だったということが大きく関係していると思う。バイク、モーターサイクルのメーカーも、昔はトライアンフや、ノートン、BSA等々、イギリス製が最先端だった。各メーカーが、技術を磨き、試験するために、こんな耐久競技が生まれたのだろう。F1やロードレース、モトクロスなんかに比べて格段に地味な競技だ。一般の人にはほとんど知られていないんじゃないか。でも、そんなことを100年後の今にまで継承していることに、俺は彼らの底力の強さを感じるんだ。派手でかっこいいことや、面白おかしく楽しいことばかりがもてはやされる世の中で、これを守り継承してきた奴等がいる。
そう、そのエンデューロが、1983年の発祥の地に近い、ウェールズで開催された時の写真集が、500ccに届いた。飲みにきてページをめくってみてくれ。






